土屋賢二「ソクラテスの口説き方」
しばらく本を読む精神状態ではなかったのですが、落ち着いてきたのでブックオフで105円の本を探していたところ発見されたので購入しました。
著者のエッセイは週刊文春を買っていたときに読んでいたので、どんな感じなのかとかは事前に知っていました。なので、105円じゃなかったら買わなかったかも、というところです(すみません。)。で、感想ですが、
- だらだらと読めてよい。生産的なところはないし、思索的になりそうでならない。そのあたりがリラックスできて良い。
- 題名の「ソクラテスの口説き方」の編は秀逸。ソクラテスも矛盾していれば口説かれる側も矛盾している。それを面白く書いている。
- 少なくとも、105円以上の価値はあった。
ということで、ブックオフでうろうろしたときに105円コーナーに著者の本を見つけたら、とりあえず買っておくのをおすすめします。なんか頭も使いたくなければ緊張も感動もしたくないときというのがあると思うのですが、そういうときにパラパラとページをめくるのに向いていると思いました。おかげで、もうちょっと難しい本を読む精神状態になってきました。
- 作者: 土屋賢二
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2001/03
- メディア: 単行本
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