とりあえず、なんか書きますか。

はてなブログに引っ越してきました、読書メモと日記を不定期に書いていくブログです。不定期なのは、相変わらずです。

内田樹著「疲れすぎて眠れない夜のために」(角川文庫Kindle版)

久しぶりの読書メモです。最近忙しくて落ち着いて本を読んでいる時間がなく、さらにそういうときに限って本を読む気分にならないので、そんなに長い本ではないのに読み終わるまで時間がかかってしまいました。で、読んだ感想を簡単に3点にまとめると…:

  • 「自分探しをしても意味はない。ほとんどの場合、自己と他者の差異はきわめて少ない。」的な話や、「完全に自由というのは自由でなくて、型にはまった方がよい。」的なことがメッセージだと思います。ただ、それが武道の型とかをベースに説明されていました。武道の心構えがあるときっと分かりやすいのでしょうけど、自分にはちょっと分かりにくいように思いました。
  • 「型にはまった方がよい」という話と資本主義批判として「(大量生産大量消費のために)人を型に落とし込めようとしている(のが良くない)」的な話もあり、う〜む、という感じ。
  • あとがきをみると、会話を原稿に起こしてそれをベースに直したそうなので、ある程度まとまりがないのもしょうがないのかなと。人生や社会ではまとまらないことの方が多いですから、そういうのが好きな人には良いと思いました。

結論としては、あまり肩に力を入れずに、かるーく読むと良いのではないかと思いました。