とりあえず、なんか書きますか。

はてなブログに引っ越してきました、読書メモと日記を不定期に書いていくブログです。不定期なのは、相変わらずです。

雲取山単独行(Day 2)

雲取山の2日目です。

雲取山荘の朝はやたらと早く、4時には廊下の電気がつきました。そして、5時には朝食でした。で、朝食後にすぐにみなさん出かけていくので、私もぼちぼち用意をして5:45に出発しました。雲取山荘から山頂までは30分の登りなので、日の出の6:04には間に合わない時間なのですが、曇っていたのでまあ見えないかなという読みでした。

f:id:toikawa:20141105055740j:plain

で、山頂に着いてみると、やはり雲の中。

f:id:toikawa:20141105062123j:plain

まあしょうがないかなあとしばらくあちらこちらの写真など撮っていたら、さーっと霧が晴れてきて、あたりが見えるようになりました。下の写真、左に見えているのは雲です。で、これは西の空なので、ご来光とは逆の方角なのですが、そっちは残念ながらよく見えませんでした。

f:id:toikawa:20141105062924j:plain

そして山頂を後にして降り始めると、今度は南の空の雲が晴れてきて、南側の視界が開けました。

f:id:toikawa:20141105064040j:plain

雲取山の南と言えば、富士山ですね。今回はSIGMAの17-70mmなので、ギリギリ望遠端で撮ってこんな感じです。なかなか良いシーンでした。登山の素晴らしさを感じた瞬間でした。

f:id:toikawa:20141105064644j:plain

ということで、この後は石尾根縦走です。昨日行った七ツ石山→鷹ノ巣山→六ツ石山→奥多摩駅という長いルートを歩いていきます。尾根の道と巻き道とを交互に通る感じでした。巻き道はこんな感じで、片斜面をひたすら歩いていきます。

f:id:toikawa:20141105083442j:plain

そして鷹ノ巣山。ここだけ景色が見えました。紅葉で山がきれいでした。

f:id:toikawa:20141105095307j:plain

そして六ツ石山に11時過ぎに着いて、お昼ご飯です。昨日のマルタイのラーメンの残りに加えて、フリーズドライのご飯と麻婆なすを食べました。麻婆なすのお湯の加減を間違ってとろみが出なかったので、ご飯を放り込んでねこまんま風にして食べました。見た目はともかく味は良かったです。山で簡単な調理をすると食事が楽しいですね。

f:id:toikawa:20141105115706j:plain

そして、そこからは2時間で一気に1000m下ります。ちょうど紅葉している標高を抜けていくので、なかなか素敵な山道でした。

f:id:toikawa:20141105131120j:plain

で、最後は林道に出ます。ここでゴールかと思ったら、あと2km歩かないと奥多摩駅に着きませんでした。林道が長くて、逆ルートで登ったらちょっと飽きるかなと思いました。

f:id:toikawa:20141105133921j:plain

もえぎの湯という温泉が奥多摩駅から10分なので、そちらに寄って(露天風呂に入ってビールを飲んで)から奥多摩駅に到着です。

f:id:toikawa:20141105154122j:plain

もえぎの湯に着いたのが14時過ぎなので、休憩時間を含め、トータル8時間の行程でした。下りとはいえかなり長く、途中で似たような道をひたすら一人で歩いていたので頭がぼーっとしてきたタイミングがあったりしました。ちょっと家族ではこの下のコースは厳しいかなと思いました。鴨沢に降りればもっと短くて済むので、今度来るならそっちかなあという結論に達しました。お風呂も午前中から空いてますし。

東京に引っ越してきてもう16年になりますけど、東京の一番高い山が「雲取山」というところなんだということをしばらくして知って、一度は登ってみたいなあと思っていましたが、とうとう登ることができました。山の深さや尾根道の美しさ、そして雲海の中の富士山を見ることができ、とても印象深い登山になりました。

そして、自分では初めての山小屋泊も、荷物はちょっと余分なものが多かったですが、いろいろな方とお話ししたりして全体としてみると大変楽しく、ちょっとなにかいままでの日帰り登山とは違う世界が見えてきた感じの雲取山単独行でした。

平日に休みを取って出かけたので、残務整理がどかーっと発生しましたが、大変良い登山になりました。次回は家族で行きたいなあと思ってます。