ジェフェリー・L・クルークシャンク「ジョブズはなぜ天才集団を作れたか」
入院中に読んだ本6冊目です。この本を読んだタイミングというのは、もう点滴用の針が手の甲から抜けていて、ページをめくるのに支障がなくなっていたのと、異物がないので緊張感なく昼寝ができるようになっていたという状況でした。なので、読むのは楽になったのだが、すぐに眠たくなって昼寝してしまう…、という感じで読んでいました。で、感想を簡潔に:
- アップルがどれだけもったいないことをしてきたのかが改めてよく分かった。特に、GUIをマイクロソフトにライセンスしたのは致命傷だったなあと。
- ジョブズがすごいのは知っていたが、ジョブズを追い出したジョン・スカリーのダメっぷりを実感した。一方でビル・ゲイツの商売上手さに感心した。やはり、ただ者ではないですな。
- PowerMacintosh 7200からMacを使い続けてきたことが懐かしく思い出された。Performaとかからだめになってきて、iMacで復活するまでの間のAppleの最低時代のことが鮮明によみがえってきた。いや〜、本当にSunに買収されるのかと思っていたなあと。そうならなくて、本当に良かった。
ということで、この本はどちらかというとMacファン向けであって、iPod、iPhone以降のAppleファン向けじゃじゃないと思いました。日本じゃAppleってiPod、iPhone、iPadの会社のように報道されているけど、そういう会社だな〜と思っているひとには知らないエピソードがたっぷりになるので読みにくいかなと。でも、そういう最低時代があったたために今のAppleがあるのは間違いないので、この本とか他の本とかを読んでもらって、その辺を知ってもらえると良いかなと思いました。
- 作者: ジェフリー・L・クルークシャンク,徳川家広
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/08/28
- メディア: 単行本
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