とりあえず、なんか書きますか。

はてなブログに引っ越してきました、読書メモと日記を不定期に書いていくブログです。不定期なのは、相変わらずです。

倉橋燿子「いちご2〜5」

娘からの課題図書です。「おとうさんこれ読んで」と言われると弱いのでどんな少女ものでも読んでしまいます(笑)。第2巻から第5巻まで一気に読みました。
少女もののため、内容的には「恋」とか「いじめ」とかそんな内容です。いや、読んでいて違和感がない訳ではないが、違和感がある訳でもないと言う、微妙な感じかなあ〜。いつものように感想をば簡潔に:

  • ストーリーは、やはりある程度アップ・ダウンが必要とされるのでしょう。身近な者の「死」というのがどうしても入ってきてしまうんだなあと思いました。人間が生きている以上、「死」は避けられないテーマではあります。しかし、少女もので「母親の死」ってどういう風にこどもたちは読むんだろうかとふと思った次第です。まあ自分も「母親の死」は体験していないというのもありますが。
  • 少女ものも少年ものもみんなそうなのかもしれないのですが、話を通じて主人公が人間的に成長して行く姿を書くんだなあと思いました。まあ、どんどん成長して行く世代だから、当たり前かもしれませんが、「そうなんだなあ」と思いました。
  • 小学2年生の、む、ムスメが、「恋」とか「男の子」とか読んでますよ、おとうさ〜ん(笑)。微妙に複雑な気持ちになったことを素直にここに書いておきます。

こどもが読んでいる本を親が読むと、単にストーリーを楽しむだけじゃなくて余分なことをいろいろと考えてしまうのでした。今回は「本を読むということは人間にとってどういうことなんだろう」と考えた次第です。知識を得るとか思考法を学ぶとかあるんでしょうけど、一番大きいのはやはり人生の疑似体験とかなのかなあと思いました。「恋」とか「男の子」とかそんな内容はともかく(笑)、本を読むことで人生が豊かになってくれれば素敵だなあと率直に思ったのでした。
(とりあえずAmazonのリンクは第2巻だけになっております。)

いちご(2) (講談社青い鳥文庫)

いちご(2) (講談社青い鳥文庫)